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天は藍よりも青く【気象系BL小説】

第18章 Groove


「翔ちゃんが、ずっと潤のお腹に足載せてたよ」


「えっ…まじで?」


「道理で…」


潤がじとーっと翔ちゃんを睨む。


「ぎゃあ!やめろ!」


突然潤が、翔ちゃんのお腹に馬乗りになった。


「もおお!俺の安眠を返せよお!」


「ごめんって!寝てる時のことまで責任とれないっ!」


なんとかもがいて翔ちゃんはこっちに逃げてくる。


「ニノぉ…」


布団ごと丸められてる和也に、翔ちゃんは助けを求めてきた。


「俺、動けないよ。翔さん…」


相葉ちゃんが苦笑いして腕を解く。


翔ちゃんが、さっと和也の布団に潜り込む。


「あっ!何してんだ!」


慌てて布団を剥がそうとしたけど、翔ちゃんは出てこない。


「かず!」


「大丈夫だよ。さと…」


ふふっと微笑むと、布団の中の翔ちゃんの背中をぽんぽんと叩いた。


「いいなー。俺もー!」


潤が翔ちゃんの上に飛び乗った。


「カズ俺もぽんぽんして?」


「潤おもいいいいい!」


布団の中から、翔ちゃんの呪いの声が聞こえるけど、完全無視されてる。


「はいはい…」


和也は潤を抱き寄せて、頭をぽんぽんしてあげてる。


「むふ…俺も…」


相葉ちゃんは後ろから抱きついて、和也の襟足に顔を埋めた。


「くすぐったい…」
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