第18章 Groove
そんな中、俺達は家に帰ると一つ屋根の下。
いつも一緒。いつでも一緒。
仕事で何かあれば、家に帰ってまで話し合い、誰かが落ち込めば皆で励まし。
時にはベッドに入って励まし合い。
こんなに一体感を感じたのは初めてだった。
これは俺だけじゃなかったと思う。
皆、そう感じていたんじゃないかな。
その中心にいたのは、和也だった。
「あーもう…相葉さん、起きて?」
深夜、帰宅早々相葉ちゃんはリビングのソファで寝てしまった。
潤と翔ちゃんが風呂に入ってて、順番待ちしてたんだが、待ちきれなかったらしい。
「みゃ…あと、5分…ね?翔ちゃん…」
「あんななで肩と一緒にすんな…」
「誰がなで肩だって?」
「あっ…翔さん…早いね…」
愛想笑いを振りまいて和也は立ちあがった。
翔ちゃんと潤はバスタオルで髪の毛を拭きながら上がってきた。
「リーダーも次、入っちゃいなよ」
「じゃあ3人で入っちまうか」
「わかった。ほら、相葉さんいくよ?」
「ねーむーいー」
「わかったから…風呂入って寝たほうが、明日楽だから」
そう言って相葉ちゃんを引きずってきた。