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天は藍よりも青く【気象系BL小説】

第18章 Groove


「愛してるよ」


そう言って翔ちゃんは潤にちゅっとキスをした。


潤はみるみる耳まで真っ赤になった。


「わ、わかってるもん…」


「俺も愛してる」


和也が横から潤のほっぺにキスをした。


「おーれも!」


相葉ちゃんも潤の唇にキスした。


俺も…潤のほっぺにキスした。


「あいしゅてる」


「そこで噛む…」


和也が突っ込むから、和也の上に乗って強引に抱きしめた。


「お、重い…」


「お前を一番愛してる」


「も、分かったから…ここ、潤のターンなのに…」


その後、5人でぎゅううっと抱き合った。


「潤、フォローすっから。楽しもうな!」


相葉ちゃんが背中を叩いた。


「おう。じゃあ行くぞ!」


楽屋を出て行く背中は、とても力強く広い。


「我々も行きますか…」


和也が俺の手を掴む。


「おう」


こうしてコンサートツアーは幕を開けた。


機材トラブルなんかはあったけど、無事に乗り越えてツアーは進んでいった。


そして年末を迎える頃、俺達の忙しさは頂点を迎えた。


年末進行で1月分のレギュラーの収録までやっている。


コンサート、生放送、収録。


俺たちに安息はなかった。
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