第18章 Groove
「ごめんっ…もう、ダメっ…」
潤の身体がぶるぶるっと震えた。
そのまま暫く二人は動かない。
やっと潤が起き上がったと思ったら、もうくたっとなってる。
「ほら…潤。ニノが離れらんないだろ…?」
翔くんが優しく潤を抱きしめた。
「ん…ごめんね…カズ…」
「んーん。いいよ」
口の回りをぐいっと拭くと、和也は潤の横に座った。
潤を仕舞ってやりながら、潤の頬にキスをした。
「もう、大丈夫?」
「うん…ごめんね…マジ…」
「いいんだよ。ごめんね。潤が一番怖いのにね…」
そう言って翔くんと一緒に、ぎゅっと潤を抱きしめた。
「ううん…いつものことだから、大丈夫…」
「バカ…強がんな」
翔くんが頭を引き寄せた。
俺と相葉ちゃんも近寄って潤の手を握った。
「ごめんな。潤…」
「ううん…俺の方こそ…八つ当たりしてごめん…」
「いいんだって。潤が不安だって、わかってるつもりなんだけどさ…ごめんな」
相葉ちゃんがぎゅうっと手を握ると、潤は微笑んだ。
「大丈夫だよ…だって…俺、こんなに愛されてるもん…」
照れくさそうに言うと、翔ちゃんの顔を見上げた。