第18章 Groove
そのままゆっくりと腰を前に突き出す。
「んん…智、もっと…」
「ん…我慢。な?」
ゆっくりしないと、腰が痛くなる。
ただでさえ和也は腰が痛いのに、セックスで痛めたらそれこそ地獄だろう…
俺だってもうめちゃくちゃにヤリたいけどさ…
我慢してんだ…
「智…」
「和也…」
ぎゅうっと抱き合って、お互いを感じてる、こんな時間だって悪く無い。
少しずつ、腰を動かしていくと和也の額に汗が浮かんでくる。
感じてる、証拠だよな…
キスをしながら、徐々に俺も熱が高まってくる。
「智、も。無理…」
「ん…イこっか…」
和也の中をぐんと突き上げたら、泣きそうな声を上げた。
その声を聞いたら、止まんなくなって。
和也を握って、腰をずんずん進めた。
「智っ…さとっ…」
「う…あぁ…かずっ…も、イクっ…」
身体がぶるっと震えて、そのまま出したかったけど我慢して和也のお腹にぶちまけた。
和也も同じ場所に、たくさん吐き出した。
はぁはぁと荒い息を吐きながら、俺達は見つめ合った。
「気持よかった?」
「ん…凄く…」
和也が目の端に涙をためながら答えた。