第18章 Groove
「んぅ…さと、もう出ちゃうよ…」
「一回出しとく…?」
「なんか勿体無い…」
「時間ないんだぞ…?」
「どうしよう…」
和が俺を見上げる。
「挿れる?」
こくりと頷くと、オイルを用意した。
和也のやつ、カバンにこんなもん用意してて…
お前もしかして、家でるときからサカッてたのか…?
指にオイルを出して、和也の後ろに触れる。
「んん…も、いいから挿れて?」
和也が甘えるように俺の首に手を回してくる。
「だめだよ…これからコンサートなんだから…身体痛くないようにしないと、皆に迷惑かかるだろ…?」
「だって…欲しいよ…」
「俺だって欲しいよ…バカ…」
「バカって言う方がバカなんだもん」
「今はお前のほうがバカだよ」
どんだけ俺が我慢したと思ってんだ…
ぬるぬると周りをなでてほぐしてから、指を一本挿れてみる。
「んっ…あれ…?」
「ほらみろ…痛いだろ…」
一ヶ月以上触ってなかったから、なんだか硬くなってる。
「だから、ここはゆっくりしような…」
「ん…ごめん…智…」
「いい…大丈夫…」
和也が泣きそうな顔してるから、開いてる手で乳首捻っといた。