第18章 Groove
貪るように和也の唇を味わった。
「さと…も、苦しい…」
「我慢しろよ…」
今まで俺が我慢したんだから、お前も我慢しやがれ。
また唇を塞いだ。
そのまま手を和也の胸に這わせて、先端を指でそっと擦る。
「んっ…」
和也の身体も熱くなり始める。
部屋にはカーペットが敷き詰めてある以外には、イスが一個とソファしか置いてない。
床は使いたい放題。
和也の上半身を起こして、Tシャツを脱がせて放り投げた。
ついでに自分もTシャツを脱ぎ捨てた。
そのまままた唇をつける。
ぎゅっと和也を抱きしめると、素肌の熱がますます俺を煽る。
「さと…ちょ、もう…」
「動くなよ…」
「だって…ズボン…もう苦しい…」
見ると和也のも痛いくらいに勃ってる。
二人でズボンを脱ぐと、ごろんと横になってお互いのを舐め始めた。
こんな飛ばしてるの、始めてだ…
「んん…さと、もっと…」
「バカ…お前ももっと舐めろよ…」
まだ足りない…
俺も和也も、ずーっと足りないんだ。
もっと欲しい…もっともっと和也が欲しい。
ぴちゃぴちゃいやらしい音が、小部屋に響いた。