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天は藍よりも青く【気象系BL小説】

第18章 Groove


翌朝起きてきた潤は、すっきりとした顔をしてた。


いい顔だ。


「潤、忘れ物ない?」


「うん。大丈夫」


きゅっと潤が口を結ぶのを全員で見た。


「よし。行こう」


潤が先頭に立って玄関の引き戸を開けた。


待ってろ、福岡。




飛行機の中で、和也が俺の手を握ってきた。


「ん…?どうした?」


「ね…シたくなっちゃった…」


「ええっ…おまっ…」


「福岡着いたら、シよ?」


「はぁ!?」


「なんかやっと舞台抜けたっていうか…やっとコンサートモードになったっていうか…」


「お前、東京にいるときにサカってくれよ…」


「だって…抜けなかったんだもん」


「俺は一人で抜いてたっつーの…」


「うふ。知ってる」


「ばかやろう」


福岡着いたらシよ?って可愛く言われてもさ。


着いたらすぐリハで。


ホテルに戻るのなんか深夜だぞ…


もう期待させんなよ。


ちんこギンギンじゃねえか…


どんだけ我慢したと思ってんだよ…


和也が隣に寝てても、なんもできなかったんだぞ…


もやもやしてる俺を尻目に、和也は俺に凭れてすやすや眠りだした。


あー…ちきしょ…


ぜってー襲ってやる…

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