• テキストサイズ

天は藍よりも青く【気象系BL小説】

第15章 サロメ


「ちょっと…MAに代役やらせてるの誰だよ…」


翔ちゃんがぜいぜい息を切らしながら愚痴ってる。


「お蔭で最初から本気ださなきゃいけないじゃん…」


相葉ちゃんまで愚痴ってる。


「えー?なんで?俺、なんか悪いことした?」


屋良っちが潤に甘えるように聞いた。


「大丈夫。俺らがMAに追いついてないだけだから」


潤が真顔で答えるから、噴き出した。


「いいよなあ…智くんはMAみたいなもんじゃんか…」


「屋良っちと俺は、京都で辛い思いしてきたんだぞ」


「知らねえよ!勝手に行ったの、おーちゃんだろ!」


相葉ちゃんが床に寝転がった。


「ばっか…町田に言え…町田に…」


5分だけ休憩して、また振り写し。


やっぱり屋良っちは覚えが早い。


これから通して和也の代役につくジュニアの子に、丁寧に振りを教えてる。


なんだか久しぶりに俺も燃えてきた。


「屋良っち、これできる?」





あれが間違いだった。


家に帰ってきたら筋肉痛寸前。


「智くんの鬼!」


翔ちゃんがお風呂あがり、全身にシップを張ってる。


潤もその横で、シップを貼ってる。


「そんな酷かったの?この人」


和也が苦笑いして、それを見てる。
/ 779ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp