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天は藍よりも青く【気象系BL小説】

第15章 サロメ


「ん?どした?」


「智は…皆の智だよね?」


「へ?」


「俺…全然、我慢なんかしてないからね?」


「和也?」


「俺…嵐の皆なら…平気じゃないけど、でも智の気持ちわかるから…」


「俺の気持ち…」


「皆のこと、大事だもんね…」


「ん…」


「でもね…」


ぎゅっと俺を抱きしめると、俺の胸に顔を埋めた。


「たまには俺だけの智になってね…?」


「ばっか…お前が望むなら、いつだってなるって…」


ぎゅうっと抱きしめ返した。


「おーい…いちゃいちゃするなら、部屋でやれー」


「そこまでするなら、そこでやれー」


「いやーん…でも見たい…」


三人で床に肘をついて寝転がり、こっちを見てた…


恥ずかしいやんけ…


「み、見るな!ボケ!」


三人がぶーぶー言い出した。


「わあったよ…もう…」


その日も和也の部屋で寝た。


サロメの絵の横に、メディアの絵も掛かってた。


やめろ…まじ怖い…


和也は満足気な顔をして、俺の腕枕を使ってる。


「和也…」


「ん?」


「俺のこと、殺したくなったら言ってね?」


「ばーか…だから智スープはいらないって言ってるだろ…」
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