第14章 雅やかな旋律
それなのに…
相葉ちゃんの手は、触るか触らないかのところをすうっとなぞってるだけで…
一向にキモチイイところに触れてくれない。
「んっ…う…ぅ…」
快感が上がり切らないで、逆に苦しい。
「やだ…ぁ…」
くすくす笑いながら、まださわさわ…
「やっ…もお…お願い…雅紀…」
「なに?なにすればいいの?」
「う…」
明日もイベントのライブあるし…
昨日は熱中症になったから、あんまり無理はしたくない。
でも、身体は疼いて堪らない…
「…やん…」
どうしていいのかわからなくて、小さく呟いた。
「ちょ…」
相葉ちゃんが身体を起こした。
俺の頬を手で包み込むと、真剣な顔になった。
「なに…いまの…反則…」
苦しそうな顔をして、俺に覆いかぶさってきた。
「…え…?」
「ちょっと抜いてあげて解放しようと思ってたのに…」
「んえっ?」
「知らないよ?」
「やっ…あの待って…」
「智が可愛いのがいけないんだからね…」
「やっ…ちょっ…待って…」
完全に脱がされてなかった服を全部脱がされて素っ裸にされた。
相葉ちゃんもいつの間にか、全部脱いで…