第14章 雅やかな旋律
「あ…ん…わかって…る…」
じゅぶじゅぶと俺を飲み込んでる口のなかは熱くて。
蕩けるような舌使いに、もうすぐにでも達しそうになる。
「で、る…雅紀ぃ…」
コクンと頷くと、相葉ちゃんの動きが早くなった。
「う…あっ…あっ…離してっ…」
頭を抑えこんだけど、手でどかされて。
じゅううっと吸い上げられて限界だった。
「ああっ…雅紀っ…」
ビクビクと身体が勝手に跳ね上がる。
俺の先に快感が集まる。
蕩けるような口の中に、勢い良く俺が飛び出していった。
くたりと、ベッドに沈み込むかと思った。
「ひどい…もう…」
「だから、ちゃんと俺たちに頼るんだよ?」
にこりと笑って、口を拭いた。
「飲んだの?」
「美味しかった」
「ばかやろ…」
くしゃっと髪を撫でると、相葉ちゃんは満面の笑みになった。
「好きだよ。智」
「分かった…もう…」
くすくす笑って、俺を抱きしめた。
「ニノもかわいがってやろうか?」
「え?」
「起きてるよ。この子」
「ええっ!?」
「…起きるでしょうが…バカ…」
恨めしそうな目で、和也がこっちを見ていた。
「いや…これは…」
「俺のも舐めろや」
「相葉ちゃんに言え!」