第14章 雅やかな旋律
流石に朝まで目がさめることはなかった。
目が覚めたら、隣に和也が寝てた。
ああ…心配かけたんだな…
さらさらと前髪を撫でると、身じろぎした。
そのまま和也の寝顔を見てたら、部屋のドアが開いた。
「あ、起きてたんだ」
バスタオルを頭に被って、スエットだけ履いて、上半身裸の相葉ちゃんが入ってきた。
「ん」
ちゅっと俺にキスすると、石鹸の香りが漂ってきた。
「俺も風呂入らなきゃ…」
「体調、大丈夫?」
「うん…いいみたい。クラクラしない」
「よかった」
そう言うと、俺をベッドに押し倒した。
「え?」
「んふふ…ちょっとだけ、ね?」
そういうと俺のTシャツをひっぱがした。
「やややっ…和也が起きるだろ!?」
「だから、しーっ」
いきなり乳首に吸い付いてきて、思わず出そうだった声を飲み込む。
「んぅっ!」
「かわいい声…」
低い声で言うと、チロチロと舌先で乳首を嬲る。
同時に股間に手が伸びてきて、そっと俺を擦り始める。
「や…だっ…勃っちゃうから…」
「勃つようなことしてるから当たり前だろ…」
「だからっ…」
「しーっ…」