第13章 潤んだ瞳
「ああ~…しんど…」
帰ってくるなり、和也がソファに沈んだ。
「おい、大丈夫か?」
「うん…俺、あなたと違って体力ないからね…ほんと、嫌になる…」
「人それぞれだろ…そんなの」
「そうだけどさ…」
和也の隣に座って、肩を抱き寄せた。
「ん…暑い…」
「ちょっとくらい我慢しろや…」
「暑いんだもん…」
そう言いながらも、顔は笑ってる。
くすくす二人で笑ってたら、後ろからあきれたような声が聞こえた。
「潤がまだ働いてるっていうのに…」
相葉ちゃんと翔ちゃんが後ろで俺達の事見てる。
「ああ…なんか大人げない人たちがきたよ…」
和也がこそこそ言う。
「なあ…うちに帰ったら、プライベートだよなぁ?」
「そうだよねえ?」
「ちょっと…大人げないってどういうことだよ…ハーゲンダッツやらねえぞ!」
「ああっ…待って相葉様!」
「何だよ!こんなときだけ様つけるなよ!」
「ハーゲンダッツ様~!」
「俺じゃねえのかよ!」
そんなことを言いながら、潤の帰りを皆で待ってた。
順番に風呂に入って、ハーゲンダッツの何味を食べるかじゃんけんしてる時に、潤が帰ってきた。