• テキストサイズ

天は藍よりも青く【気象系BL小説】

第13章 潤んだ瞳


「ああ~…しんど…」


帰ってくるなり、和也がソファに沈んだ。


「おい、大丈夫か?」


「うん…俺、あなたと違って体力ないからね…ほんと、嫌になる…」


「人それぞれだろ…そんなの」


「そうだけどさ…」


和也の隣に座って、肩を抱き寄せた。


「ん…暑い…」


「ちょっとくらい我慢しろや…」


「暑いんだもん…」


そう言いながらも、顔は笑ってる。


くすくす二人で笑ってたら、後ろからあきれたような声が聞こえた。


「潤がまだ働いてるっていうのに…」


相葉ちゃんと翔ちゃんが後ろで俺達の事見てる。


「ああ…なんか大人げない人たちがきたよ…」


和也がこそこそ言う。


「なあ…うちに帰ったら、プライベートだよなぁ?」


「そうだよねえ?」


「ちょっと…大人げないってどういうことだよ…ハーゲンダッツやらねえぞ!」


「ああっ…待って相葉様!」


「何だよ!こんなときだけ様つけるなよ!」


「ハーゲンダッツ様~!」


「俺じゃねえのかよ!」


そんなことを言いながら、潤の帰りを皆で待ってた。


順番に風呂に入って、ハーゲンダッツの何味を食べるかじゃんけんしてる時に、潤が帰ってきた。

/ 779ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp