第4章 ばあちゃんの庭
それからなんだかんだと5人で打ち合わせをして、すっかりと計画が出来上がった。
ニノもなんだかうきうきしている。
しばらく経つと、だんだん寒さが緩んできた。
リビングも床暖だけで過ごせる日がでてきた。
今日はオフで、昼間っからだらだら寝たり起きたりしてたんだけど、なぜかリビングの床に相葉ちゃんが転がってた。
「ん…?」
寝ぼけたのかと思って、リビングを一回出て戻った。
いる…
その時玄関を開ける音が聞こえた。
慌てて玄関まで行くと、ニノが帰ってきたところだった。
「おっ…おかえりっ…あの、相葉ちゃんがっ…」
「ああ…なんかね…今日から住むって言ってたよ…?」
「は?」
ニノはそう言うとにっこり笑った。
「明日から、庭の工事と車庫の工事、同時進行で入るから」
「えええ!?」
「だから相葉さん、見たいんだって。工事」
「まじか…」
「どうする?どの部屋あげるの?」
「え?そんな…」
「いや?」
「嫌じゃないけど…」
「…俺の時もそうだったよね…」
「え?」
「来る者拒まずなんだ…」
皮肉っぽく言われた。