• テキストサイズ

天は藍よりも青く【気象系BL小説】

第11章 夢ゆら


下におりていくと、リビングに灯りが点いてた。


そっと覗き込むと、翔ちゃんが一人でお酒を飲んでた。


「後で、声掛けよ?」


そう言って和也と二人でお風呂に入った。


お互い、後ろを洗いながらなんだか恥ずかしい思いをした。


どろりと和也が出て行くのを、なんだか淋しい気持ちで見た。


「なんて顔してんのよ…」


「だって…なんか淋しい…」


「女か…」


「女の気持ちわかった…」


「え?」


「和也からもらったもの、身体から出したくない…」


「ばっ…なにやらしいこと言ってんのよ…」


「別に妊娠するわけじゃないけどさ…全部…欲しいな…お前のもの…」


「あんた…究極のおばかね…」


「ばかでいいもん…」


「最近、開き直るし…」


くすくす笑って和也が俺を抱き寄せた。


「じゃあ、今度は上のお口でのませてあげる」


「うん」


「…あんた…」


「うん?」


「やらしい」


「ええええ!?」


洗い終わって、浴室を出た。


タオルで拭きながら、俺達は何度もキスをした。


キスしながら、バスローブを着て。


ほかほかのままリビングに向かった。

/ 779ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp