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天は藍よりも青く【気象系BL小説】

第11章 夢ゆら


「え…なにこれ…」


温めなおすだけという約束だったのに、ブイヤベースはなんか違うものになってた。


「これ、昨日のだよね…?」


相葉ちゃんが恐る恐る聞く。


「うん。アレンジした」


しれっと翔ちゃんは言うと、真っ先に座った。


「いただきまーす」


めっちゃ低音で言うと、俺達を睨め回した。


慌ててみんな定位置に座った。


「い、いただきます…」


相葉ちゃんがほほをヒクヒクさせながら言うと、そのまま皆、鍋に注目した。


なんか麺が入ってる。


パスタならまだわかる。


何故か中華麺が入ってる。


恐る恐るよそって、一本だけ食べてみる。


「あれ…?」


皆、俺の顔をみていた。


「旨いよ?」


「はいはいでた、馬鹿舌」


和也がしっしと手を振る。


「俺も食べてみようっと」


相葉ちゃんが豪快に食べた。


「あれ、ウマイ」


「えー?マジで?」


潤が一口かじった。


「あれ?ほんとだ」


「えー…ホントなのぉ?」


和也が一本だけちゅるっと啜った。


「あれ?」


翔くんはふふんと笑うと、プリントアウトした紙をみんなに見せた。


「クックパッド様に土下座しろ!」


「「「「ははー!」」」」
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