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天は藍よりも青く【気象系BL小説】

第10章 LIFE


その間にスエットを着込んだけど、これ、どうせ脱いじゃうんだよな…


なんて思ってたら、なんだかむくむくしてきて…


「にゃ…」


妙な声出ちゃった。


相葉ちゃんがちらっとこっちを見上げた。


「リーダーったら元気」


ピンっと俺を弾いた。


「っ…ばか!」


和也は無反応で。


そっと顔をみたら、もう寝る寸前で。


相葉ちゃんに早めに切り上げてもらって、ベッドに寝かせた。


「やだ…起きる…」


「だーめだって…少しでいいから寝てろよ」


「やだぁ…起きるの…」


むりやり半身を起こしたけど、目はトロンとしてて。


「ちゃんと起こしてやるから…寝なよ?ニノ」


相葉ちゃんにそっとベッドに寝かされて。


「このお布団。智の匂いする…」


ほわっと笑ったかと思うと、目を閉じて寝息を立て始めた。


なっ…なんだよ…かわいいじゃねえか…


「ふーん…ニノってリーダーとふたりっきりのとき、こんなに可愛いんだ…」


「いいだろ…」


「うん。羨ましい」


少し笑いを含んだ声。


ふたりで和也の寝顔をずっと眺めた。


相葉ちゃんの手が、俺の腰に回って。


引き寄せられた。


かと思ったら、唇を寄せられて。


静かに唇を重ねられた。


「…でもリーダーが一番すき…」


甘い…
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