• テキストサイズ

天は藍よりも青く【気象系BL小説】

第10章 LIFE


お風呂から出ると、翔ちゃんと潤がリビングに居なくて。


空いたよって言おうと思って、翔ちゃんの部屋に行ったら…


なんかひそひそ声が聞こえてきて…


「…だから…リーダーはニノで慣れてるから大丈夫だって…」


「でも…潤…」


「もう…翔くんは本当に心配性なんだから…」


「でも…やっぱり…」


「もう!じゃあ俺が変わるからね!?」


「やっ…やだよ!」


「じゃあ、ちゃんとリーダーに任せるんだよ?」


「うん…」


なんだこれ。


俺、こんなの聞いてどうすりゃいいんだ…


コンコンとドアをノックする。


「あ…空いたよ~風呂」


「あっ…」


ドタバタと音が聞こえたかと思うと、翔ちゃんがドアを開けた。


「あっ…ありがと。智くん」


「いいえ…」


なんか俺まで気まずくなって、急いで階段をあがった。


俺の部屋で和也は待ってて。


髪が濡れたままだから、慌ててバスタオルで拭いた。


相葉ちゃんがスエットを着込んで、俺の部屋に入ってきた。


「あ、ニノまだこんな格好して…」


俺が髪を拭いている間に、相葉ちゃんがTシャツとパンツ一丁の和也にパジャマを着せた。


「はい。これでいいよ」


にっこり笑って、ドライヤーを手にとった。


「俺、乾かすから」


そう言って、和也の後ろに回りこんだ。

/ 779ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp