第10章 LIFE
相葉ちゃんが和也を床に下ろすと、そっと上着を脱がせた。
俺の方に目をやる。
にっと笑うから、下は俺が脱がせた。
相葉ちゃんはその間にぱっぱと脱いで、先に風呂場に入っていった。
和也はとろんとした顔をしてる。
「姫…はしたないですよ?」
中心が半ば起き上がってた。
「誰のせいだと思ってんのよぉ…」
辛いのか、俺に寄りかかってくる。
「俺のせい?」
「そうだよ…バカ…」
「さ、入っておいで。相葉ちゃん待ってるから」
「うん…」
素直にドアを開けて入っていった。
俺もすぐに脱いで風呂場に入る。
相葉ちゃんと和也が浴槽に浸かってるんだけど…
「おい…」
和也の顔が、真っ赤。
後ろから相葉ちゃんの手が、股間を弄ってる。
「だってぇ…ニノ色っぽいんだもん」
「和也は俺のだから」
「ふーん…聞こえない」
「相葉ちゃん!」
「リーダーが好きなものは、俺、なんでも好きだから」
「え…?」
「だから、ニノのこともリーダーと同じくらい、好きだよ」
和也の耳元で、しっとりと相葉ちゃんが囁いた。
まてまてまて…
「あ…いばか…」
和也がふにゃふにゃになりながら、なんとか抵抗してるのが救いだった。