• テキストサイズ

天は藍よりも青く【気象系BL小説】

第10章 LIFE


「和也ぃ…」


ぷいっと顔を背けると、スタスタ歩き出した。


「だれかっ和也止めてっ…」


慌てて飛び出そうとしたけどコケちゃって…


床に寝転びながら叫んだ。


相葉ちゃんが飛び出していって、和也を捕まえてきた。


「なによ…」


潤も一緒になって和也の腕を取って捕まえたら、捉えられた宇宙人みたいになった。


「何怒ってんだよ…」


「別に…」


「ニノ…あきらかに機嫌悪い」


相葉ちゃんが真顔で言うと、潤がうんうん頷く。


「焼きもちですか?二宮さん」


翔ちゃんがにやっと笑いながら和也を挑発する。


「別に…智、行くよ」


「おっと…熱あるんでしょ?」


相葉ちゃんが腕を掴み直す。


「皆で看病しよっか」


「へ?」


「ほっぺた赤くて色っぽい…」


ぺろんと和也の頬を舐めた。


「なっ…何すんのよ!あいばか!」


「うえードーランの味がした…」


「ばっ…ばかじゃないの!?」


じゃれあう二人を見ながら、潤が何か考えこんでた。


「あのさー…俺の作ったご飯…」


「あっ…そうだった」


慌ててみんなで台所へ向かった。
/ 779ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp