第10章 LIFE
翔ちゃんの書斎に3人で行って、聞いてみた。
「え?俺は智くんを抱きたいよ?」
「へえ…じゃあ、翔ちゃんは俺のこと、女みたいに思ってるの?」
「わかってないなぁ…そうじゃないよ」
そういうと、社長みたいなイスから立ちあがった。
「智くんが愛しいから抱きたいんだよ?男として」
そういうと俺の頬を包んで、顔を近づけてきた。
ぼすっと潤が翔ちゃんの顔にクッションを当てた。
「ぶっ…」
「ニノが熱出してるっていうのに…翔くんたら…」
「ハイ…すんません」
「ふーん…翔ちゃんは、そいういうことなんだね…」
俺…男役したり、女役したりしなきゃいけないのか…
「あれ?でも…翔ちゃん、相葉ちゃんにヤられてなかった?」
ぶふぉっと翔ちゃんが噴いた。
相葉ちゃんと潤は爆笑した。
「さっ…智くんっ…余計なことばっかり覚えてるんだねっ…」
「だって…すっごい色っぽかったんだもん…あんな顔してたら、俺だって…」
「え…」
3人が黙った。
あ…なんかまずいこと言ったかな…
「リーダー、翔くんを抱きたいの?」
「え…ああ‥んとね…どうだろ?」
3人がずっこけるのを目の端に捉えたら。
書斎のドアの前に和也がいるのが見えた。
めっちゃ怒った顔して…