第10章 LIFE
相葉ちゃんは、俺としたりされたりしたい。
そっか…
じゃあ翔ちゃんも潤もそうなのかな。
あの旅行の時、みんなにされたから…
もしかして和也もそうなのかな。
台所で料理をつくる潤の後ろに立った。
ペロンと尻を撫でてみた。
「ひゃああっ…」
真っ赤になって振り返った。
「な…なにしてんの…」
「いや…気持ちいいのかなって思って…」
「え…」
潤にドン引きされた。
後ろで相葉ちゃんが爆笑してる。
「ねえ、潤。リーダーがね、潤は抱かれるのと抱くの、どっちがいいか知りたいんだって」
涙を拭きながら、代わりに聞いてくれた。
「えっ…なっ…何いってんの!?」
「いや…不思議で…俺のこと、どういう風に見てるのかなって。女みたいに思ってるのかなって…」
「あ、れは…その。旅行の時は翔くんに流されたっていうか…」
「へ?」
「俺は…どっちかっていうと…」
と言うと、俯いたまま何も言えなくなった。
「うん。わかった」
ポンポンと頭を撫でると、恐る恐る顔を上げた。
「でも…リーダーのここ…すごいよかった」
そう言って、ペロンとお尻を撫でられた。
「あふ…」
またヘンな声でちゃった…