• テキストサイズ

天は藍よりも青く【気象系BL小説】

第10章 LIFE


「もうだめだろ!風邪ひくだろ!」


「はぁーい…」


大人しく俺に服を脱がされて、丸裸。


そのまま腕を引いて風呂場に入った。


お湯を溜めながら、和也にシャワーをかけて温める。


「ふぅ…」


ぶるっと震えると、安心したような声をだした。


「ばか…もう…」


「だって智、携帯も持ってってなかったんだもん…」


「悪かったよ…」


風呂場があったまってきたら、和也の髪を洗った。


いつか和也がしてくれたように、優しく髪を洗った。


流し終わると、湯船のお湯がたっぷりになってたから、二人で飛び込んだ。


「うーっ…」


「でた。おっさん」


和也が笑った。


身体を引き寄せると、後ろからぎゅっと抱きしめた。


「ふふ…智、熱いよ…」


「嘘つけ…まだ冷たい…」


ぎゅうっと抱きしめてたら、当然そんな気分にもなってくるわけで。


でも、ここんとこしすぎだから…


なんとかそんな気分にならないよう頑張った。


いや、頑張らないとね…


だめだったんだ…
/ 779ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp