第10章 LIFE
「えっと…でもあん時は、主に恥ずかしいこと言ってたの、ニノだよね?」
翔ちゃんがなんとか持ち直した。
「や…翔さんも相当」
「俺、エロいことしか言ってない!」
「相葉ちゃんは…エロかった…」
「やったー!」
「お前、それ喜ぶとこか?雅紀…」
「え?今の、リーダーがほめてくれたんじゃないの?」
「うん…それでいいよ…相葉ちゃん…」
「ほらあ!やったー!」
「いいから…早く座ってご飯食べなさい」
「はーい」
また5人で食卓について、黙々とご飯を食べだす。
ちらっと相葉ちゃんが俺たちの顔を見渡すと、小さな声を出した。
「結局、一番スケベなのリーダー
じゃんね?」
「えっ…!」
あまりのことに絶句してしまった。
数秒の沈黙のあと、ダイニングは笑いに包まれた。
「ぶははははっ…」
「ま、雅紀っ…おまっ…」
「相葉さ…バカ…」
潤も翔ちゃんも和也も爆笑してて。
俺は真っ赤になってしまった。
なんでこんな辱めを…ううう…
「もうっ!ごちそうさまっ!」
まだ途中なのに、勢いで立ちあがった。
「あっ…智っ…」
「リーダーっ」
和也と相葉ちゃんが呼んだけど、しるもんか。
俺はアトリエへ逃げ込んだ。