第10章 LIFE
「ごめん…」
ふんわりと二人を抱きとめた。
「もー…しょうがないな…」
和也はそのまま俺の胸に頭を預けた。
翔ちゃんもこてっと俺の胸に頭をつけた。
「ふふ…なんか…変なの…」
「変…だな…」
「変、だよね」
三人で、くすくす笑い出した。
なんだかわからないけど、幸せで。
そのまま笑ってたら、潤が洗面所から出てきて。
「なにしてんの…」
って笑うから、また笑えて。
「雅紀が泣いちゃうよ?」
なんて言いながら俺の上に飛び乗ってきて。
まて…お前のがでかいんだから…
「ぐえっ…」
「あっ…ごめん」
「なんかさぁ…今日のロケさ…」
「ん?」
相葉ちゃんがご飯を頬張りながら喋ってる。
「嵐の皆さん、仲良しですね~ホモみたいって言われてさ」
翔ちゃんがぶふぉってご飯を噴き出した。
「いやあ、本当にホモなんですって言っといたよ!」
「ば、ばかあ!何言ってんだ!雅紀っ!」
「え?だって、本当じゃん」
「あほっ!こいつ…」
「まあまあ…相葉さんが言うんだから、冗談としてみんな捉えてるよ」
和也がしれっとした顔で言う。