第10章 LIFE
潤が眠りに落ちるのを見計らって、ベッドを抜けた。
台所に向かうと、翔ちゃんと相葉ちゃんがご飯を作ってた。
「あれ?和也は?」
「部屋いったよ」
翔ちゃんがエプロンを直しながら答える。
「それ、意味あんの?翔ちゃん…ほとんど作らないだろ…?」
「気分ですから」
きっぱりと言い切ると、キリっとした。
翔ちゃんの後ろで相葉ちゃんが爆笑してる。
「はは…」
笑うしかなかった。
そのまま二階へあがった。
俺も着替えようと思って、和也の部屋の前を通った。
ドアが少しあいてたから、何気なく中を覗いた。
「え…」
和也がベッドの上で…
シテた…
見てはいけないものを見てしまった気分で…
でも、頬を染めてスエットに手を突っ込んでる和也は、とても綺麗で。
目が離せない。
「んっ…」
小さな喘ぎで、限界が近いことがわかった。
思わず、扉を開けて中に飛び込んだ。
びくっと潤んだ目を上げた和也をその場に押し倒して、スエットをずり下げた。
「さっ…智っ…」
慌てて押さえようとする手を払いのけて、和也を口に含んだ。