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天は藍よりも青く【気象系BL小説】

第10章 LIFE


台所にいく翔ちゃんと別れて、潤の部屋を覗いたら、ベッドに横になってた。


「潤、具合どう?」


「あ、リーダー。大丈夫だよ」


確かに顔色は悪くない。


「ん、よかった」


そのままベッドに座ったら、潤が手を伸ばしてきた。


それを掴んで、ぎゅっと握った。


「ふふ…なんだか安心する…」


「ん…そっか。よかった」


そのまま潤の手を握ってたら、うとうとしだした。


「潤。俺、いくから寝てろよ…」


「いや…」


「え?」


「一人にしないで…?」


「あ、ああ…」


ストレートに甘えて来られて、なんだか照れくさかった。


潤の手が俺をひっぱるから、一緒に布団に入ってやった。


腕枕をしたら、俺の胸に顔を埋めてきた。


「リーダーの匂いがする…」


「え?臭い?」


「ううん…いい匂い…」


そのまま潤が寝入るまで、ずっと腕枕をしてた。


俺より身体が大きいのに、最近はちょっと小さくなった。


やっぱり頭痛の影響だろうな…


髪をなでてやる。


潤が気持ちよさそうな顔をした。


きゅっと頭を抱き寄せて、胸に仕舞った。


「こんなことくらいで元気になるなら、いくらでもやるからな…潤…」


「ありがと…リーダー」


寝ぼけながら潤が答えた。

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