第9章 FREEDOM
「ああっ…相葉ちゃんっ…」
急に来た快感に、耐え切れず相葉ちゃんの腰を掴んだ。
「お願い…今だけ…」
相葉ちゃんの目に、涙が溜まった。
ごめん…
そっと身体に手を回すと、抱き寄せた。
胸板に、唇で触れると相葉ちゃんの身体が震えた。
「あ…智…」
俺の首に腕を回すと、そっとキスを落とした。
「今だけだから…気にしないでね…?」
そういうと、自ら動き出した。
腰を俺にこすりつけるように動かす。
「ああっ…相葉ちゃんっ…」
熱い…
相葉ちゃんの中…
「んっ…智っ…熱いよ…」
相葉ちゃんが仰け反るように、背中を反らせると、身体をビクビクっと跳ねさせた。
「ここが…いいの…?」
俺が聞くと、真っ赤な顔で頷いた。
そろりと、そこに向かって腰を突き上げた。
「あっ…」
ガクンと俺にもたれかかってくる。
背中に手を回して、また身体を反らせると、今度はおもいっきり下から突き上げた。
「ああっ…智っ…気持ちいいっ…」
気持ちいいって言われて。
俺は何かが吹っ飛んだ。
下からずっと相葉ちゃんを突き上げた。
ひたすら、気持よくしたかった。
俺の上で蠢く、この男を。