第9章 FREEDOM
「なんでもしてあげたくなっちゃうな…」
いつもより男らしいニノに言われると、顔が赤くなる。
「潤、上は任せたよ」
「うん」
ニノは俺の足を割ると、間に入ってオイルを手にとった。
指に垂らすと、俺の後ろへ指を当てた。
ぬるっとした感触に、思わず潤にしがみつく。
「リーダー…大丈夫だよ…」
潤がまた頬にキスしてくれる。
ニノは微笑むと、ゆっくりと俺に指を入れてきた。
「大野さん、ここバージンなんだよね…?」
頷くと、嬉しそうに笑った。
「じゃあ、俺がいただくからね?」
「あ…」
「なあに?怖い?」
「うん…」
「大丈夫だよ。あなたが俺にやってくれるように、優しくするから…」
俺、そんな優しく出来たっけ…
いっつも気がついたら、興奮しちゃって手荒にしてる気がする…
だって、和也の中は気持ちよくて。
理性なんてすぐ吹っ飛ぶから。
「リーダー…身体の力抜いてたららくだからね?」
潤が優しく俺の肩に腕を回す。
「あ…ニノ…も、脱いで…?」
俺だけ裸でいるのが恥ずかしくて…
ニノは微笑むと、ニコっと笑った。
「うん…そうだったね…ごめん」
そういうと、あっという間に服を脱いだ。