第9章 FREEDOM

「ちょっと！何すんだよ！和也っ」


「智…俺のこと、好きだよね？」


「あたりまえだ！」


「だから、皆にこんなことされたって、変わらないよね？」


「何言ってんだよ…お前…」


がばっと和也が俺を抱きしめてきた。


耳元で囁いた。





「大野さん…俺、見たいの…アンタが皆にヤラれてるとこ…」





”ニノ”のしゃべり方だった。


和也は嫌がってる。


でもニノが見たがってる。


なんだか知らないけど、そう思った。


背中がゾクゾクしてきた。


じゃあ俺も、和也の為に”大野さん”になればいいの？


和也の舌が、俺の唇を舐めた。


「見せて…大野さん…」


「ニ…ノ…」


そう呼んだら、和也の瞳がキラキラ輝いた。


そう…そういうことね…


ニノの口が大きく開けられたかと思うと、俺の口を丸ごと犯してきた。


「んんっ…あぁ…ん…」


ニノは荒い息をついて、ひたすら俺の口内を犯す。


そのニノの身体がずれたかと思ったら、また俺を握るヤツがいる。


潤が頬を染めて、俺を握りこんでた。


「俺も…触らせてね…？リーダー」


握りこんで、暫くじっとそこをみてた。


やめろ…恥ずかしい…