第9章 FREEDOM
そのまま相葉貞子は翔ちゃんに迫った。
「ひーっ…雅紀、もうやめ…腹筋が痛い…ひぃ…」
笑いすぎて、ヘンな声が出てる。
こんな翔ちゃん、テレビじゃ絶対みせらんない…
「しょおおおおお…」
髪をぐしゃぐしゃにして、相葉ちゃんが翔ちゃんの膝まで来た。
俺も真似して、相葉ちゃんの後ろから翔ちゃんに近づいた。
「しょおおおおちゃああああん」
「ひぃっ…ひぃっ…腹がっ…やめろっ…ぶっ…ふふふぐぐぐふふふ…」
翔ちゃんがたまらなくなって、後ろに倒れて笑ってる。
相葉ちゃんは調子に乗って、翔ちゃんに覆いかぶさった。
俺もそれに続いて、二人の上に覆いかぶさった。
「ぐへええ!くっ…重いってば!」
翔ちゃんが必死に俺らをどかそうとするけど、重くてどかせなくて。
そのうちだんだんキレだして。
「ってめー!どけよっ!」
「やーだねっ」
「だねっ」
なんてふざけてたら、翔ちゃんが俺の顔をぐっと掴んで、唇を奪った。
「ぶっ…!?」
「あーいいなぁ!翔ちゃん!俺も!」
翔ちゃんは無言で相葉ちゃんの顔を掴むと、ぶちゅーっとちゅーをした。
目の前で、相葉ちゃんと翔ちゃんのちゅーを見せられてしまった俺は、思わず…
おっきした