第9章 FREEDOM
結局、談合坂サービスエリアで早速止まってしまう。
「ひゃっひゃっひゃっひゃ…」
「ニノ…お前のロマンチックからこんなことになったんだぞ…責任取れや…」
翔ちゃんがげんなりして言う。
「わかったよ…潤!コーヒー飲みに行くぞ!」
「ひゃひゃひゃひゃ…」
笑ったまま潤は車から連れだされた。
「あ、俺もトイレ。智くんどうする?」
「え?まだ都内でたばっかでしょ。俺、大丈夫」
「おん。じゃあ行ってくる」
翔ちゃんが車を降りていった。
途端に相葉ちゃんの手が俺の腰に回った。
「おわっ…!起きてたのかよ!」
「んー…今、起きたの…」
むにゃむにゃしながら言ってるから、寝てはいたんだろう…
「ちょ、手。離して」
「いや」
むふふと笑っている。
ほんとめげないよな…この人…
そっと相葉ちゃんの手が俺の股間に触れる。
「やっ…やめろよっ…」
「ちょっとだけ…」
相葉ちゃんの熱っぽい目が俺を見上げた。
カチャっとシートベルトを外すと、股間に載せた手をそっと動かした。
「やっ…やだってば…」
シートベルトを外そうとした手を止められた。