第2章 あなたが欲しい【おそ松】
暫くして◯◯のすすり泣く声が落ち着いてきたみたいで◯◯は話をし出した。
◯◯「あのね、もしかしたら私の事を軽蔑するかもしれないけど聞いてくれる‥?」
カラ松「軽蔑などする訳がないだろ?ゆっくりでいいから話してくれ」
すうっと深呼吸をした◯◯は重い口を開いた。
◯◯「おそ松とは半年前から会ってたんだ‥。1人で居酒屋でやけ酒した時に久しぶりに会ってそのままのノリでラブホテルに行っちゃって‥そこから定期的に会ってはエッチするっていう関係になってたんだ。」
カラ松「おそ松とはそんな関係だったのか‥それで、何に悩んでるんだ?」
◯◯「うん、最初はそれで良かったんだけど‥段々このままじゃダメだなって思って。おそ松に抱かれれば抱かれる程好きになっていく自分がいるんだけど、おそ松はきっとそんな風に思ってないんだと思うんだ。さっき会ってた時に家に行きたいって言ったのに嫌がられちゃったし‥。それが辛くて‥。」
カラ松「そうだったのか‥、◯◯はどうしたいんだ?」
◯◯「そりゃあ‥出来ることならちゃんとした彼女になりたい。」
‥え?彼女になりたい?
今まで◯◯はただ寂しさを埋める為に俺といると思ってたのに‥
なんだよ、両思いじゃんかよ!
カラ松「それを本人に伝えなくて良いのか?」
◯◯「言えたら楽なんだけどね、中々言えなくて。」
カラ松「そうか‥
で?お前はどうなんだおそ松。」
おそ松「‥なんだよ、バレてたのか。」
そう言いながら俺は襖を開けて◯◯の隣に座ると、この状況を理解した◯◯は顔を真っ赤にしながら俯いていた。
カラ松「‥盗み聞きなんて趣味が悪いぞ。」
おそ松「うるせぇ!お前に手ぇ出されたら困るから見張ってやったんだよ!」
◯◯「待って、恥ずかしすぎるんだけど‥。」