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音楽と私と春夏秋冬【あんスタ】

第2章 入学し・・・・・・き?


『さて・・・まずは入学式、と・・・』


どーんッ!


『うん。あっちではないな。確実に。
体育館は・・・あっちだね』





突如聞こえた、日常ではまず聞かない音。寧ろ轟音。

・・・うっわ、近づいたらアウトな音だよねあれ。
しかも明らかにゲームとかでよく耳にする戦闘音的なサウンドエフェクト聴こえる・・・!



くわばらくわばら・・・・・・。
ああ言うのは近づかない関わらない気にしない、が一番だよね。


ただでさえ男装してるんだし・・・それこそヘタに動いて注目浴びて即バレとか、嫌だし。





「おっ、来たか・・・・・・。
・・・・・・・・・お早うさん、朴槻」

『さがみん先生。
おはよーざいます』

「ご、が抜けてるぞ。ごが。
・・・まあいいか。・・・割と似合ってるみたいじゃないか、制服」

『ドウイタシマシテ。
ぶっちゃけ自分でもかなり複雑な心境ですけどね・・・私の女子力・・・』





どこからともなく聴こえる轟音をBGMをバックに体育館を目指す。
すると不意に聞こえてきた、ついこの前初めて耳にした声。さがみん先生だ。


挨拶はツッコんでくれたけどさがみん呼びはスルーされた。
ちなみにさがみんってのは親しみを込めて。





「はは、まあそう言うなって。
お前も他の奴らに引けを取らないくらいのイケメンだと思うぞー?」

『ドウイタシマシテ。
・・・外見の確認をしに会いに来ただけなら、私もう立ち去りますよ?』

「あー、悪い悪い。入学式の前にお前さんに渡すもんを渡そうと思ってな」

『・・・あー、なーる。
オープニングで言うチュートリアル・・・ギルド設立ですか』

「(ギルド・・・?)
こっちがユニット結成申請書で、これがアイドル科に在籍してる奴らの基本的なデータを載せてる生徒手帳だ」





そう言いながら手渡されたのは一枚の紙と紺色の革カバーの1冊の手帳。

紙には夢ノ咲学院ユニット結成申請書と書かれてる。
手帳には夢ノ咲学院の校章。
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