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音楽と私と春夏秋冬【あんスタ】

第3章 改めて初登校。


『名前は、朴槻セツナ。
好きなものは音楽で、最近のマイブームは・・・なんだろ、スマホのリズムゲームかな。
まあ、これからよろしくー』





他のみんなみたいに簡単に自己紹介を済ませて、席に着いた。

・・・前方に着席してる明星くんと遊木くんからピンポイントで視線感じるけど気にしない。





「よっし、これで全員だな。
一応言っとくけど、ラストに自己紹介した朴槻だが所属上はプロデュース科だ。
前にも言ったと思うが・・・プロデュース科は近々新設する学科で、まだどう養成してくかって具体的な方針は決まってない。朴槻は、そのテストケースで入ってきたんだ。

なんか質問ある奴は居るかー?」


す・・・っ


「お。
あーっとぉ?
乙狩か。なんだ」

「先生、朴槻はプロデュース科と今紹介があった。・・・だが先程、B1に参加していた姿はアイドルのそれだったが・・・」

「・・・あー・・・。
それはあれだ、朴槻は学籍上はプロデュース科だが本人の希望もあってソロで活動する事になってるからだ」

「えっ、ソロ・・・!?
ユニットって2人からじゃなきゃダメなんじゃないの?」





しっかりと挙手した乙狩を見習わせたいよ遊木くん。

ガタンと大袈裟に音を立てて驚いた。





「普通はな。
朴槻は特待生だ」

「特待生っ!??」





君にも見習わせたいな明星くん。

遊木くんのリアクションを上回るように、ガタンっ!と音を立てて立ち上がった。椅子が後ろの席の人の机にヒットしてるぞ。
・・・落ち着け。





「・・・とは言っても、せっかく特待生権限で学院通貨の支給って言うのがあるのに拒否したんだよ。その権限を蹴る代わりにソロで活動するって言い出したから、等価交換的な理由でソロユニットの許可が降りた訳だ」

「あら、そうなの?
ならプロデューサーでもあり、アイドルでもあるのね?」





鳴上くんが確認をするように言う。

さがみん先生が「そう言うこった」と締めくくった。

乙狩くんは納得したらしく頷いた。


質問する生徒はもう居なくて、予鈴が鳴ってホームルームは終わった。
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