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音楽と私と春夏秋冬【あんスタ】

第3章 改めて初登校。


次から次へヒュンヒュンと著しく変わる景色を眺める事約5分。


私はあっと言う間に野外ステージから校舎の中に移動していた。


目的地に着いたらしく、ストンと降ろされる。
赤髪さん力持ちだなあ・・・。





「着いたぜ、1年の教室。
AかBか聞くのうっかり忘れてたからな・・・まあ教室自体は隣同士だから、どうってことねえだろ」

『お・・・おぉ。・・・なんだか手を煩わせてしまったみたいで・・・』

「気にすんな。さっきも言ったが、こいつは久々にいい歌を聞かせてもらった礼だ」

『ど、どういたしまして・・・?』

「フッ・・・じゃあな。
これから色々あるだろうが、頑張れよ」





そう言って私の頭をぽんぽんする赤髪さん。

・・・なんか・・・思ったより全然いい人だ・・・!


夢ノ咲学院の校舎がどう言う構造になってるのかは全然解んないけど、赤髪さんが現在進行形で今来た道を戻ってる所を見ると教室は逆方向なんだろう。

なんか色々を強調して言われた気もしないでもないけど・・・まあいっか。


私は赤髪さんを見送っていると、私は校内の放送室を軸にして鳴っているであろう予鈴を耳にした。

おおっと、予鈴が鳴ったって事は授業開始まであと少しなんだっけか。
自分の所属クラスは1年A組。
どうやら階段を上がってすぐの教室らしい。


ガラ


『えーと、座席表は・・・と』

「・・・朴槻、か?」

『ん?
・・・あれっ、乙狩くん・・・?』





教室に入って、黒板に貼られてる座席表を見ようとすると不意に誰かに呼ばれた。

声のした方を見れば、さっき出会ったばかりの乙狩くんの姿が。
なんだ、同じクラスだったのか。


少しだけど見知った顔のクラスメイトが居てくれたみたいで良かった良かった。





「やはりお前だったか。
同姓同名の生徒かとも思ったが、どうやら思い違いみたいだったな」

『さすがに同じ名前の人を同じクラスにはしないと思うよー。
・・・て言うか、もしかしてそれって・・・』





乙狩くんの近くに歩いてくと、見覚えのありすぎるスクバがあった。
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