第1章 第一試験
私は奥のパイプに腰をかける、手のひらサイズの本をパラパラと読んでいく。
途中で男の人が話しかけてきたけど無視。
話す必要ないもの、彼はきっと受からないから、興味があるのは受かりそうな人だけ
雑魚の話を聞いても無駄でしょ?
しばらくすると44番が話しかけてきた、他の人の視線が痛いんだけど
ヒソカ「隣いいかな?」
「別に此処は私の私有地ではないので許可を得る必要はありません」
ヒソカ「つまり?」
「どうぞ、と言う意味なのですが、伝わりませんでしたか。
貴方は何故私の隣に来たのです?他にもパイプはありますが?」
ヒソカ「君に興味があったじゃ駄目なのかい?」
「ふむ……
貴方の心情がそうだと言うのならば私は否定もすることができませんね。
もしや、貴方が惹かれたのは私ではなく私のオーラではないのですか?」
ヒソカ「なんで僕が念を使えるとわかったんだい♥︎」
「貴方の周りにあるオーラは綺麗に流れています、
中々一般の方でこの様なオーラの方を見たことは少ないので
賭けに出てみたのですが、当たりですね」
ヒソカ「君のオーラに惹かれたってのは?」
「詳しく伝えても意味はないと思いますが、
私の能力は操作系で特に男性を惹きつけることが出来るものなので、無意識に使っていたらと考察してみたのですが
ハズレですね、たまたまの様です」
私は淡々と話していく、彼はきっと受かるんだろうななんて思っているから