第1章 第一試験
なにやらサトツさんが説明をしているが、私は何処に書いてあったかを調べるのに夢中
「…………あった、」
私は書いてあるページをめくる。
ヌメーレ湿原またの名を詐欺師のねぐら
湿原に入る人間をありとあらゆる方法で騙し
食らおうとする生物が多く生息している
キルア「何見てんの?」
「このヌメーレ湿原に関する本をたまたま持ち合わせておりましたので、
その本を読みここの解析をしていたところです、丁度終わりましたが」
と私が言い終わるのと同時に誰かが叫ぶ
「嘘だ!!そいつは偽物だ!
試験官じゃない!俺が本物の試験官だ!」
傷だらけのオトコが叫ぶ。
ざわざわとどよめき出すが私はしゃがんで
キルアに話しかける
「キルア、私が指を鳴らしたらしゃがんでくださいますか?」
キルア「?いいけどなんでだよ、」
「キルアの頬に傷がついてしまう事が嫌と申せばいいのでしょうね。
しばらくすればキルアも分かりますよ。」
私は立って辺りを見回す。すると
誰かの指が動く音がした、というか筋肉を動かした音、
私は指を鳴らし、左手を構える、
私と偽の試験官とサトツさんにトランプが飛んできた、
私はそれを左手で取りキルアに話しかける
「分かりましたよね?」
そう言って薄く笑った