第1章 第一試験
私はパタンと本を閉じる、彼の方を見て話す
「お名前を尋ねておきましょうか、私が落ちたらもう会話する事などあるはずがないのですがね。」
ヒソカ「僕は奇術師ヒソカ。ところで君は僕が落ちるとは考えないのかい♥︎」
「貴方は受かると思います。
まぁ、言ってしまえば思ってるだけなのですが、
こんな小娘の戯言ですのでお気になさらず
失礼してもよろしいでしょうか?」
ヒソカ「あっ、最後にいいかな?君の名前教えてもらっていいよね♥︎」
「ああ、人に名乗らせてすみませんでしたね。
私は以上ですそれでは失礼します」
私はそのまま遠くのパイプへと向かって歩いて行こうとする、すると突然少年から声をかけられた
ゴン「俺ゴン、お姉さんもハンター試験を受けるの?」
この子も念能力の使い手?いや、違う。無意識にしてるのか?親がオーラの使い手ということもあるじゃない。 何を焦っているの?
まさか、怖いの?ありえないわ
私が怖がるなんて 怖がる必要がないもの
「そうだが何故私に尋ねたんだい、ゴン」
ゴン「だってお姉さん俺の友達と服が似てたから、つい……ごめんなさい。」
「謝らないで欲しいんだが。
というか服が……?
そんなはずはないよ
だってこの服は今は中々着ている人が少ないし着ている人を私はここ数年見ていないしね」
ゴン「ちょっと待って!クラピカー!」
クラピカ……聞いたことのある名前だ。
村にそんな名前の少年がいたような気もする
何故かその名前を聞いても不快には思わないな、