第2章 超高校級の高校生達
「えっと…、本当に大丈夫?」
「はい、大丈夫です。ありがとうございますぅ」
「やだ、怪我しちゃってるよ?手当てしなきゃ」
「わ、ほんとだ!箱かなんかで切っちゃったんすかね?」
泣きほくろちゃんの足には、切り傷ができていた。
他にも包帯やらいろいろあって、よく怪我をするのがわかった。
「あ、そこに救急セットあるね。私手当てするよ」
「ふわあぁ!大丈夫ですぅ!やってもらうなんて申し訳ないですよぉ!」
泣きほくろちゃんは、どうやら謙遜ちゃんのようだ。
でも、その位置は自分じゃ手当てやりにくそうだし…。
「いやいや、私やるよ。自分じゃやりにくいでしょ?」
「いいえ!そんな!わ、私っ、自分の手当て得意ですから…!」
「もー、ここは夏織ちゃんに手当てしてもらったほうがいいっすよぉ!はい夏織ちゃん、救急セットっす」
「ふあ、あ、…ありがとう…ございますぅ……」
こうして、大人しくなった泣きほくろちゃんに手当てをしてあげた。
「………夏織ちゃん……」
「え?」
「これはダメっす」
「ええ?」
「やってる順序とかは正しいけど、包帯の巻き方汚いじゃないっすかー!」
「あ、あれ?」