第2章 超高校級の高校生達
そう言うと、輝々ちゃんは走りながら行ってしまった。
やっぱり超高校級の料理人だし、そういうのは気になるんだなあ。
「ところで夏織ちゃん、何カップなんすか?」
「えっ!?えっと…最近図ってないからなあ…。たぶんCとか…そのくらいだと思う」
「くっはー!!夏織ちゃんはいい感じに成長してるっすー!唯吹置いてきぼりっすー!」
「何それー、大げさだなあ」
こうして私達がたわいもない話をしていると…。
「きゃあああああっっ!!!」
「「!!?」」
「なっ何!?」
「夏織ちゃん夏織ちゃん、あの子っす!あの子!」
唯吹ちゃんが指差した先には、ナース服っぽいのを着た、あの泣きほくろちゃんがいた。
いたというか…転んでいた。
「きゃあ!大丈夫?」
「ふええ、ごめんなさいいぃ!のろまでごめんなさいいいぃ!」
泣きほくろちゃんは、どうやらロープ類に絡まって転んでしまったらしく、ロープに絡まっていて、立てなさそうだった。
私と唯吹ちゃんは、絡まりながら泣いていた泣きほくろちゃんをほどいてあげた。
「ふゆうぅ…。ありがとうございます…」
「いやー、器用な転び方だったっすねー!あれは芸術っす!」
「そんな芸術いやですぅっ…!」
そりゃそうだ。