第2章 超高校級の高校生達
そして、私はロケットパンチマーケットについた。
よかった、日用品もたくさんあるみたい。
お菓子も充実してるみたいだし。
あ、少しだけど和菓子もあるんだ。
私は何だろうとお菓子を食べるから、たくさんあるのはありがたい。
ちょっとくらい、食べでもいいかな…。
お腹がすいちゃった。
そして、私がお饅頭に手をのばすと…。
「なんだ!和菓子もちゃんとあるじゃーん!よかったぁ!和菓子もないクソみたいな生活を強いられるかと思ったよー!」
「…え?」
すぐ横を見ると、金髪の髪の毛を2つに結った着物姿のかわいい女の子が、お菓子の棚を覗いていた。
「何?おねえも和菓子好きなのー?」
「うん、好きだよ。細かく作られた所とか、日本ながらの技術とかね。味も甘くておいしいし」
「へえ、おねえなかなか見る目あるね!名前はなんていうんだっけ?たしか…みつ?」
「蜜森夏織だよ。あなたは?」
「私は超高校級の日本舞踊家、西園寺日寄子。よろしくね、蜜森おねえ!」
か、かわいいっ…。
かわいい声にかわいい笑顔でそんな事言われたら、私はイチコロだ。
というか、この子すげーかわいい。
「ここにいる人たち、変な人たちばっかりで嫌になっちゃうー!やってられないよ!蜜森おねえみたいな常識人がいて良かったよー。」
「えへへ、ありがとう」
「あ、じゃあ私牧場に行ってくるね。蟻タン潰してくるー!」
「!?いってらっしゃい…」
…この子もかわいいけど変わった子だなあ。