第3章 ーおそまつの心はー
彼女の家の事情を知ったのは結構後だったかな。
高校の時は家に帰るのが実は嫌だったらしい。
あーあ。俺の変な妄想は大いに外れたってわけだよなぁ、まあ知らなかったんだし悪意とかじゃないんだし気にしなくていいって散々いいんちょーに言われたけど。
なんか悪いことしたなーっていう気持ちはしばらく拭えなかったかな。
そんで、明日って約束したけどあまりにも変わったもんだから。
俺がいいんちょーの変身に驚いているのかそれとも一目惚れってやつなのかドキドキして寝れなかった。
でもいいんちょーが気になるということは確かなことで。
深夜に俺はそんなこんなで目が覚めた。
「寝れねーし、いいんちょーにあと何教えるか考えちまって目が冴える一方で・・・・・。」
何より最悪だと思ったのは、いいんちょーでエロいこと考えてないってことだ。
どこのどいつだ?
身体を求めるのと心の触れ合いは釣り合わないとかいっちょまえに言ったやつは。
もっと、あいつを変えてやりたいだなんて。
「あああああーーー!!らしくなくて嫌だァアアアア!!俺きっもち悪りぃ!」
と、叫んだ途端鉄拳が飛んできた。
「うるせえんだよ長男。」
睡眠が充実してないとチョロ松の不機嫌さはMAX。
イライラしてるけど、俺が自分のことを卑下したりするのが珍しいから話を聞いてくれそうだった。
「自分のことを人間国宝って言ってるおそまつが珍しいな、どうしたんだよ。」
半目で聞かれるのは怖いんだけどね。夜だしさ。
「お前ってにゃーちゃんってアイドル好きじゃん。」
「何を今更当たり前のことを。」
少し頬を染めて今更なんだっていう顔してて心底キモイって思うのになんか、これで答えがわかっちゃうなって気がした。
「にゃーちゃんでエロいことって想像する?」
そう言った瞬間。目潰しが炸裂。
「にゃーちゃんを汚れで目で見る豚野郎はお前か?」
正直目が熱くて熱くて何言ってんのか聞こえないし若干人格変わってない?別のアニメ入ってない?( ^ω^ )
「いってえええええええっ!!バカかよ!!なあ!バカなの!?」
「そりゃあ俺も男だから思わないこともないけど、でもそれ以上に。いつも元気もらってる分俺のサイリウムで元気になってくれたらって。」
「下ネタかよ。」
さらに腹パンを食らった。
「好きな人の笑顔が一番だろうがぁああ!汚れた豚め!」
