第3章 ーおそまつの心はー
「すきぃいい〜ってね!言ってくれたわけ!ゆうが!」
「はーーもうそれ、酔うとすぐ話すよね。半分僕のおかげでしょ?」
チョロ松と俺は酒屋でグビグビいってた、大きな仕事も終わってこれからじっくりゆうとイチャイチャできる事をこいつに自慢したかったから呼び出してやった!
「ていうかそろそろ帰ってあげなよ、仕事が終わったの知っているのならゆう姉さんだって早くダメ長男に会いたいはずだろ?」
「童貞のお前を俺の全ての限りを尽くして羨ましがらせたいんだよ。」
「お前ってほんっと最悪!デリカシーのかけらもねぇんだから!!よく結婚できたよなぁお前はヨォ!!」
そう言うと何故かチョロ松は携帯を取り出して電話し始めた
「ああ、ゆう姉さん?うちのダメ長男がいつもの酒場で僕をおちょくるので、引き取りに来ていただきたいのですが。」
「あ!テメー!!童貞だからって汚ねぇぞ!!」
「童貞だから清いんじゃボケがァ!!!・・・じゃなくて!おねがいしますよ?姉さん。」
語尾だけ優しげにしやがって!
俺のゆうは俺だけがやさしくしたいんですぅーーー!!シコ松はお呼びじゃないんですーぅー!!
「じゃ、俺は明日もあるんだから、姉さんによろしく伝えといて。」
チョロ松はそういって店を出ていく、ちゃっかり勘定を俺に押し付けて、ほんっと計算高いよなあいつは。
渋々支払いをして、店の外にある古ぼけたベンチに座ってゆうをまつ。
家から近くの酒場なのですぐにゆうは駆けつけてやってきた。
「まったくー、またあの話をチョロ松くんに聞かせてたんでしょう?チョロ松くんがかわいそうよ?」
「いいんだよあいつは、俺とゆうとのハートフルな会話で人間の心取り戻してんだよあいつは・・。」
「それより・・・・んっ。」
「ふふふ・・・まったく、お酒が入るといつもより甘えん坊さんなんだからおそまつは。」
彼が催促するので私は手を繋ぐ、彼はその手を愛おしそうにスリスリと指で撫でてくれた後、一本一本ゆっくりと絡める。
もっと・・・恥ずかしいこともしたはずなのに、この行為だけは未だにお互い1番恥ずかしがってしまう。
「俺やっぱり」
「ん?」
「お前と手を繋ぐの、いっちばんすきーーー!!」
「んもーっふふふ・・・・・私も。」
「ずっと繋ごうな、これからも」