第26章 会津にて…【薄桜鬼】
「……悦かったか?」
俺の行為で満足して貰えたのか…不安を滲ませ問えば、は呼吸を荒げたまま小さく頷いてくれた。
其の態度にも、蕩けてひくつく秘部の様子にも嘘は無い様だ。
そうであれば、次は当然……
「もう暴発して仕舞いそうだ。
俺を……受け容れてくれ。」
みっともないと思いつつも、どうしようもない劣情に抗えず懇願する。
拒まれても仕方有るまいと覚悟はしていたが、は柔らかく微笑んで
「……斎藤さん。」
俺の名を呼び、誘う如く両腕を拡げた。
まるで弥勒菩薩の様な其の姿に俺の胸は突き上げられ
「ああ……」
震えた感嘆の声を漏らす。
情けない程に慌てた動作で帯革を寛げ洋袴を摺り下ろせば、痛い程に屹立した一物が飛び出した。
既に汁を漏らしている先端での秘裂を上下に擦ると、お互いの熱を持った視線が真っ直ぐに打つかる。
此の女の中に挿入る……
そう考えただけでも歓喜で打ち震える己が浅ましくて堪らない。
もう止まれは出来ぬが、への負担は最小限に為て遣らねば。
「挿入れるぞ……」
挿入部を確りと目視しながらゆるりと圧し込む。
ぐちっ…と淫靡な音と共に先端が飲み込まれると
「んうっ……」
は小さく身体を弾ませた。
「辛いか?」
「いえ……いいえ……」
本心なのか、俺を気遣っているのか……
の心を読み取れない自分が酷く情けない。
副長であればに与える感情は悦楽だけであったろうに。
だからと言って………もう退けはしない。