第26章 会津にて…【薄桜鬼】
「あ……駄目…です。
歳さ……んっ…」
「駄目って面じゃねえだろうが。
可愛い顔して俺を煽りやがる癖に……」
「うんんっ……や…あ…」
「良いから。
ほら……大人しく俺に任せておけよ。」
「はああ……歳さんっ……」
此所で俺は漸く音も発てず襖を閉める事が出来た。
報告の為、副長の部屋を訪ねた訳だが……
まあ、そう急ぐ内容でも無い。
僅かに早打つ鼓動に戸惑いながらも、副長が女と戯れているのは悪い事では無いと……
副長の身体だけで無く、心持ちも癒されればと心底願っている………
今は。