第24章 蠱惑的遊戯【イケメン戦国】
「あの……俺も参加していいですか?」
「佐助くん!?」
立ち上がって声を上げた俺を、さんは驚いた様子で見上げる。
「俺だってさんにお強請りしたい事くらいあるよ。」
「勿論、佐助も参加するが良い。」
信長様からのGOサインに、俺は小さくガッツポーズをした。
そんなやり取りの間にも、他の皆はじゃんけんのルールなんかを確認し合っていて余念がない。
皆さん、やる気満々だな。
うん、俺だって負ける訳にはいかないからね。
こうして思いの外白熱した野球拳勝負が続き………
全裸の男達が並ぶ中、唯一下帯一枚を身に着けて立っているのは………
家康さんだった。
「俺が勝者って事で良いんですよね?」
少し得意気な家康さんに
「ああ、そういう事になろうな。」
全く前を隠しもせず全裸で仁王立ちする信長様はどこか愉しそうだ。
「では……褒美を戴きます。」
そう言った家康さんはゆっくりとさんの前まで歩いて行き、予想外の言葉を吐き出したんだ。
「じゃあ、お願い。
…………舐めて。」