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孤独を君の所為にする【歴史物短編集】

第21章 真っ直ぐな寄り道【イケメン戦国】


俺の腕に抱えられ、ぐったりと横たわるの髪を梳きながら考える。


は光秀を愛していたんだろうか?

それとも只の性欲の捌け口だったのか?

どっちにしろあの光秀が俺にを託した時点で、光秀との関係は終わっているに違いない。

光秀が終わらせたのか、が拒んだのか………

《真実》の可能性は無数に有る。

そしてその結果、お互いがお互いに辿り着いたんだ。



これから先は俺との閨事について詮索するような男は存在させて堪るか。

は俺だけの………

俺がにとって最後の男だ。



そう……俺ももお互いに出逢う為、真っ直ぐに進む中でほんの僅かに《寄り道》をしただけだよな。



俺に抱かれて心地好さそうに目を細めているの額に口付けてから、俺は今一番知りたい真実の答えを求めて問い掛けた。



「なあ………。
 『でざあと』って、何だ?」






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