第21章 真っ直ぐな寄り道【イケメン戦国】
城で待たせていたを連れて御殿へ帰る。
光秀に聞かされた『情報』の所為でどうしても佶屈くなって仕舞う自分。
も何となくそんな俺に気付いている様子だった。
それでも飯を食って、湯浴みも終えて、褥で向かい合えばどうしたってが愛おしい。
『は、尻の穴でも随分と愛らしく啼くぞ。』
耳に痼く光秀の声。
を破瓜させたのは光秀だったのか?
そうだったとして初めての男に尻の穴まで弄くらせるだろうか?
為らば光秀よりも先に身を任せた男が居るのか?
しかし………
と光秀が身体を繋いだ事自体が真実なのか?
あれは化け狐特有の戯言だったんじゃねえのか?
俺を揶揄って今頃光秀は北叟笑んでいやがるのか?
止め処無く渦巻く疑問符。
だが己の中で唯一、決定的に揺ぎ無い想いは……
だけはもう絶対に手離せない。
ああ……だから俺自身が《確かめて》やるよ。
「……政宗?」
不安気な表情で俺の顔を覗き込むを抱き締めて口付ける。
確りと舌の動きに応えてくれるお前も、俺を好いていてくれるんだろ?
口付けだけで僅かに呼吸を乱したを無言のまま促し四つん這いにさせた。
襦袢の裾を大きく捲くり上げ下半身を露にすれば、其所はもう既にぐずぐずだ。
昨晩、飽きる程に舐め回し突き上げた部分だが、惚れた女が秘所を晒け出す姿ってのはどうにも堪らねえ。